出演アーティストの予習ももちろんですが、そろそろ本格的に準備をしなければならない時期。サマソニはただのワイワイ楽しい祭りではないのです。
そこは戦場なのです。だからファンも「参加」ではなく「参戦」という言葉を使うのです。なめてかかると痛い目にあいます。ほんとにぶっ倒れます。(実際ぶっ倒れた友達を知ってます)
炎天下でライブを見るという状況は本当に過酷です。ただでさえ暑いのに、ステージ近くでは人がぎゅうぎゅうに押し寄せ、自分の汗なのか他人の汗なのかわからない。足踏まれる。頭の上を人が通っていく。ペットボトルが飛んでくる。水かぶる。エルボーくらう。タックルくらう。
本当です。本当なのです。
こんな状況を生き延びるには、体力をつけ、装備を万全にして挑むしかありません。会場に行くとみんな面白いくらい同じ格好をしてて笑えるのですが、なぜかって、その格好、過酷な野外フェスではとても機能的なのです。
サマソニ参戦者の典型的装備。
■帽子 (キャップ系) →日差し対策
■Tシャツ (バンドTシャツ、フェスTシャツ多し) →動きやすく涼しい
■丈短めのパンツ (7~8分丈またはハーフパンツ多し) →上に同じ
■スニーカー →動きやすく脱げにくい。踏まれても平気。
■小荷物 (ウエストポーチ多し。手ぶらも多し)
→大きな荷物は自分にとっても周囲にとっても邪魔。
■首からタオル →汗対策。
ちなみに、してはいけない格好。および持っていくべきでない物。
■ヒール →捻挫。
■サンダル →脱げる。
■つばの広い帽子 →周りに迷惑。
■でかいリュック →邪魔。
■ジーンズ →汗を吸うと重い。
■カメラ →つぶれる。
■ポータブルオーディオプレイヤー →上に同じ。
■ごつい財布 →邪魔。鞄から落ちる危険が。そして汗が浸食。
■厚化粧 →汗で落ちる。
■マリリン・マンソン風メイク →同じく汗でドロドロドロ……うわっ!!
■ハードロックな革ジャン →サウナ。
■ヘアピン →刺さる。
■安全ピンだらけのパンクスタイル →グサグサグサッ。
■輪っかピアス →ぎゃああー!!耳がぁぁぁーー(以下略)
とにかく一番の敵は太陽と気温です。(そしてモッシュピットの危ない客たち)日射病・熱中症を防ぐため、水は一日3-4リットル。ほとんど汗で流れるので、トイレの心配もなし(これもある意味すごい)。そしてあとは体力・気力。
ま、こんなにハードなのはステージ近くで見たい人だけですけどね。後ろのほうでまったりしたい人はそんなにがんばらなくても大丈夫。でも水分だけはしっかりと。基本は荷物は少なく、水分は多く。自分もお目当てのアーティストだけはがんばって前に行きますが、それ以外は体力温存。筋トレも始めました。
そんなしんどい思いして、しかも高いチケット代払ってまでなぜ行くのか?
それは、そこでしか味わえない、他のものに代えられない魅力があるからです。大好きな音楽を浴びて、それを大勢の人と共有する。その魅力については、サマソニの後に詳しく書くことになると思います。ライブレポートというほどではないけれど、サマソニ参戦記。燃え尽きます。
♪BGM: Nine Inch Nails / The Downward Spiral, The Fragile
ラベル:サマソニの心得 SUMMER SONIC
サマソニの心得、とても参考になります!
「大好きな音楽を浴びて、それを大勢の人と共有する」って最高ですよねー☆
ライブハウスも大好きですが、せっかくの夏なので野外でフェスを満喫したいと思います。
サマソニ、楽しみましょう!
同じ音楽好きの人にこうして読んでもらえて、
さらにコメントまでいただけるなんて嬉しいです。
サマソニ楽しみましょうね!!
やっぱり夏フェスは最高です。
マリリン・マンソン風メイク(爆)
かなりうけました。
フェスってなんでこんなにも
下準備大変なんですかねー。
今年初めてサマソニに参加(参戦!ですね!)しようと考えています。
アドバイスを胸に楽しみたいと思います。
今年初めて参戦されるのですね。こんなずいぶん前に書いた記事が、今もサマソニデビューする人たちの役にたっているなんて嬉しいです。
大阪について言えば(東京参戦だったらすいません)場所は南港から舞洲に移ってしまいましたけれど、基本的な心構えは変わらないと思います。アクティブに動けるように準備することと、決して無理しないこと。舞洲のほうが日陰が少ないですから、熱中症には注意したいですね。
私は今年は参戦できなさそうなのですが、ぜひ楽しんで来てください!!フェスがあると夏がさらに楽しいです。
なのでちょっとおさらいしました。
とてもタメになりました。ありがとうございます。
いつも行ってる人には当たり前のことが、知らない人には想像もできませんよね。
ビーチステージはおいといて、
雑誌のフェスファッションで来られたら最後まで保たない…。
こんにちは!コメントありがとうございます。
ほんとにそうですね。まったり後ろで見るならまだしも、ガンガン楽しむなら雑誌のおしゃれさんはあんまり参考になりませんね。汗とほこりでぐちゃぐちゃになるので、あんまりオシャレ着は着る気になれません(笑)。
体調管理に気をつけて楽しんできてください!