2009年06月19日

テレビのノリ

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Land of the Lost
公式サイト(英語版)

実は下のターミネーター4のあとハシゴして見たのがこれなんだけど……徹底的にくだらなすぎた(苦笑)。ポスターの印象からジュラシックパークのような娯楽大作を期待するととんでもない肩透かしをくらう。元がテレビドラマなのはいいとしても、そのままの撮り方で映画にすると安っぽさが強調されてそればかりが気になる。仕掛けもストーリーも何もかも。そして劇場の大画面で見るには寒すぎる、始終コメディー調の会話に失笑。お子ちゃまたちは楽しんでいたようだけど。見るならDVDのほうがいい。ターミネーターの直後に見たのと、何より映画館で見たのが間違いだった。
posted by きょん at 18:57| ロサンゼルス ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ◆Movies | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月17日

終結者

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ターミネーター4
(Terminator Salvation)
日本版公式サイト

またまた映画を見てきました。これは良かった!と思います。NINのThe Day the World Went Awayが予告編に使われていることは友人に言われるまでまったく知りませんでしたが、ぴったりですね。本編にも。なんかあの終末の重ーい雰囲気がたまらなく良かったです。絶望したくなるような(いや、もうしているだろう)状況の中で信じ続け、戦う人々…。いやー、ジョン・コナーかっこいい(あんな不良だったのに、好青年になったなぁ…。なりすぎかも?笑)。そして見ている側までほんっとに怖いと思わせてくれる、機械の強さ、数、冷たさ。

もう設定はシリーズを通して語られていることばかりなので、何も言う必要はない気がしますが。それだけうまくつなげてあるってことかもしれませんね。新しい要素といえば予告にも出てくるサイボーグの彼。後から気づきましたが(遅い)、そうかー彼が全ての原型なのねとつながったところで感動。なかなかいい味出してましたがロマンス要素は個人的にはいらなかったかなー、ウケを狙っている気がすごくしてしまって。信頼、程度で止めちゃだめなんですかね。まぁ超メジャーどころエンタテイメント大作なのでわかりやすいのは仕方ないんですが。

でもほんと良かったです。もう一回見てもいいぐらい(ちょっとツボにはまったみたい)。「1」につながる話なので、「1」が見たくなりました、はい。というかシリーズ最初から全部。わはは。きっと美味しい要素がつながりまくり。

"I'll be back!!" (これが言いたいだけ)
posted by きょん at 02:19| ロサンゼルス ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ◆Movies | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月01日

Do you believe in God?

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天使と悪魔

久しぶりに映画館へ行ったので記録。英語があんまりわかんなかったので(いまだに・苦笑)、ほんとに簡単に。むしろ終わってから他の人たちと意見交換することでじんわりきましたね、私は…。宗教関係にはほんと疎いんですけど。

ユアン・マクレガーが出てる時点であのキャラはただじゃ終わらんだろう、何かあるだろうとかいうミステリー(?)・エンタテイメント要素はさておき、科学v.s.宗教の構図はいろいろ議論できるところですね。どちらにも限界があるわけですけどね。現代人(特に日本人)だとなんとなく科学で証明されてると絶対のように思いがちですが科学だって歴史上何度もひっくり返されてきたわけで。人間のやることなんだから完璧なはずがないのです。院生でいろんな論文の実験やら見てると何もかも疑いたくなりますし…(笑)

どっちかがどっちかを倒そうとすると収集つかなくなりますからやっぱりこういうのは各人の立場を尊重するのがよいのでしょう、ととりあえず無難なことを言っておく。なんで自分の「正しい」をそこまでして他人に押し付ける必要があるかなー?わかりあえないというのは本当に辛くて受け入れがたい事実ですが、人間ってそういうもんでしょう。どんなに仲良い間柄でも、全てを分かち合うことは難しいのですから。

奢り高ぶっちゃいけませんね。何事においても。いやーこれは自分にとっても厳しい言葉。

ほとんど映画と関係ないこと言ってるような気がしますのでこの辺でやめときます。
posted by きょん at 23:16| ロサンゼルス ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ◆Movies | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月08日

乖離

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Paranoid Park
(公式サイトはこちら

私はあまり深読みが上手なほうではないけど、おそらく根底にあるのはとてもシンプルなものだと思う。時系列にそっていないしああいう撮り方をしているだけに「難しい」「深い」という意見が出るかもしれないけど、ただシンプルに、主人公が起こってしまったことにどう向き合っていくのか、一緒に追いかけて感じればいいんじゃないかと思った。

それよりも、映像が美しい。人物の撮り方が美しい。表情が美しい。それを演出する音楽も美しい。芸術作品として美しい。

ただ、「事件」で心の整理がつかず現実に戻れないままフワフワしている主人公の意識がそのまま映像でフワフワ表現されている、ので、睡眠不足のときはあまり見に行かないほうがいいかもしれない(笑)。そして、そういう撮り方による独特の空気・質感を楽しめない人にはおすすめしにくい映画。

私は好きです。

(グロがだめな私には「まっぷたつ」映像はちょっとおぞましかったですけども。まあ、一瞬だし。)
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2008年04月20日

貝殻の中で

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CONTROL

梅田ガーデンシネマにて。JOY DIVISIONのヴォーカリスト、イアン・カーティスの伝記映画。ロック史のお勉強のつもりで見に行った(笑)のだけど、むしろもっとミニマルな、個人的なことも含めた人間関係についていろいろ考えてしまった一本。

ある程度ロックが好きな人ならば、もうこの人の運命がどうなっているかは知っているだろうから、ラストで衝撃を受けることはないはず。まあそんな予備知識がなくたって、映画を通してずっと流れているあの時代の音楽とモノクロ映像の閉塞感だけで、決してスッキリした終わり方ではないと予想できるだろうけど。私もそんなことではなくて、一体この人が何を考えていたのか、どうしてそういう決断に至ったのかを見るつもりだった。

でも、この映画を見たって、私は根が楽天的な性格だから、きっとこの人の考えていることは一生わからないだろうと思った。こうやって映画を見ながら思いをはせればどうにか頭で理解することはできても、感覚としては絶対に絶対にわからないだろうと思った。

どうしたら彼を救えたのか、わからない。最初から救いようがなかったのかもしれないし、救って良いものなのかもわからない。だけど少なくとも、周りの人が彼に少しでも近づくためには、彼には何も求めてはいけないと思った。ありのままの彼を許し、受け入れる姿勢。難しいだろうな。愛想悪いし、不倫だし(苦笑)。救う側の人間にも限界はあるってことね。

こんなに貝のように固く心を閉ざされてしまったら、どんな温かい言葉も想いも届かない気がする。やがて力になりたいと思うことが無駄のように感じられる。力になれない自分と、力にならせてくれない相手が憎らしくなる。それはとても寂しい。彼にとっても、周りの人々にとっても。

閉じこもるのが自己防衛反応だとしたら、ステージ上で歌うのは裸の自分を見られているようなものか。そう考えると、彼にとっては耐えがたい苦痛のような気もしてくる。きっと自分が情けなくて嫌いで仕方がなかっただろうから。こんな自分の内面を誰にも見せたくないから音楽にぶつけて解消していたのに、その音楽が人々に求められることで、どんどん苦痛になっていく。そして最後の決断。…私には想像することしかできないけれど。
ラベル:JOY DIVISION
posted by きょん at 23:50| 大阪 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | ◆Movies | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月05日

恋する人はかわいい

『人のセックスを笑うな』
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タイトルはこんなですけど、別にやらしい映画じゃないですよ(笑)。

ほのぼのと可愛い映画でした。映画っていうよりその辺にいる誰かの日常を覗き込んでいるような感覚でしたね。等身大でリアル。間が長く淡々と進んでいくので退屈に感じる人もいたかもしれませんが、あれはあれで良い雰囲気なのでは。

メインの二人も可愛くて良いけれど、地味〜に最後美味しいところを持ってった、忍成修吾くん演じる堂本くんがツボに入りました(笑)。ああいうことサラッとできて、そのあとああいう台詞をサラッと嫌味なく吐けるのが、いいな〜。(眼鏡もよし!!笑)
posted by きょん at 23:59| 大阪 ☁| Comment(0) | ◆Movies | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月24日

それぞれの戦い

鑑賞記録。

"Pirates of the Caribbean at World's End"
posted by きょん at 20:20| ロサンゼルス ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ◆Movies | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

笑いましょう

鑑賞記録。

"Shrek the Third"

わかりやすいのって悪いことじゃない。ストレートなメッセージって悪くない。まあとにかくこんなに笑ったのは久々かな、と思うくらい、子供にも優しいアニメーションものとしてはかなりシュールないつものあの調子が今回はツボに入りすぎました。これはまた見たい。笑いたいとき、元気がほしいときに見たい。
posted by きょん at 19:26| ロサンゼルス ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ◆Movies | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月23日

英語版のほうが好きですが

シュレック
伊武雅刀 山寺宏一 キャメロン・ディアス
B00062RJ92


シュレック 2 スペシャル・エディション
アントニオ・バンデラス 山寺宏一 竹中直人
B0001M0A8O


鑑賞記録。「3」を見る前に一気に旧作をおさえる。もちろんこちらで買ったので英語で観ましたが。アニメは比較的わかりやすいので助かります。
posted by きょん at 23:33| ロサンゼルス ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ◆Movies | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月23日

殺気

Mr.&Mrs.スミス プレミアム・エディション
ブラッド・ピット ダグ・リーマン アンジェリーナ・ジョリー
B000AOTWLE


主演陣が豪華な割りに内容薄いとかいろいろ言われてるかもしれませんが、エンタテイメントとして純粋に面白いです。スナックの袋片手にクスクス笑いながら楽しませていただきました。テンポいいし、派手だし、アンジェリーナ・ジョリーいい女だし。現実離れした夫婦二人のさらに笑えること。また繰り返し見たいと思いました。だって楽しいんだもん。
posted by きょん at 15:51| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ◆Movies | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月14日

チャンスは一つずつ順番にやってきては去っていく

ホリデイ(出演 キャメロン・ディアス、ジュード・ロウ)
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試写会の券を当てた友人に誘われて観て来ました。

ロンドンとロサンゼルスに住む二人の女性。どちらもそれぞれ恋愛がうまくいかず、傷ついた心を癒すため「自宅交換」でバカンスを。そこで新たな出会いがあり…。

良くも悪くも可愛い女性たちのほんわか恋愛ものという感じ。何も考えずサラッと気軽に見れます。感動ものでもなく大きなドラマもなく淡々と進んで何となく終わりますがまあたまにはこういうのも良いでしょう。後半は若干退屈しますが会話自体は面白いし明るいので見やすいです。


ケイト・ウィンスレット演じるアイリスの報われない片思いのつらさ、頭ではわかっていてもだらしのない男にハマっていく自分、いつも傷つけられるばかりで断ち切りたいこの悪循環。

対するキャメロン・ディアス演じるアマンダは旅先で出会ったこの先もう二度と会わないであろう人との恋を、一時的なバカンスで終わらせるかどうかで悩む…。

人生にそうたくさんあるわけではない出会いのなかで、今出会っている人と自分は幸せになれるだろうか?次にもっといい人が現れるだろうか?本当にこの人でいいのか?(理由はどうあれ)この思いは断ち切るべきか?恋をする女性ならこの気持ち、よくわかるんじゃないかと。

アマンダの家がロサンゼルスということで、彼女自身は映画予告の編集者、ジャック・ブラック演じるマイルズが映画音楽家だったり、近所に住む老人が脚本家だったりして、けっこう映画ネタが出てきて楽しいです。

女性たちの衣装が可愛かったです。あとやっぱり…ジュード・ロウはかっこいいですね(笑)
posted by きょん at 13:28| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ◆Movies | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月04日

目に見えぬ美

パフューム ある人殺しの物語
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映画を観てきました。タイトルの通り匂いの話、天才的かつ狂気的な香水師のお話です。これ、シュールなものが苦手な人は見ちゃだめですよ。ここは映画専門ブログではないのであらすじも省いちゃってまあ簡単に、極めて個人的な感想を。

※ネタバレが嫌な人は読まないほうがいいかも。


完璧な美っていうのは怖さを感じさせることがよくあると思うのですが、そういう一種狂気めいたものと(言い方おかしいかもしれないけど)正常な美しさとのギリギリ境目みたいな世界観がよく表現されていると思いました。配役も合ってるんじゃないでしょうか。

主人公がずっと求めていたもの、その香りの延長にあるのは、人間が本能的に求めるもの―人間の愛(特に彼の場合は女=母の愛でしょうね)なんでしょうけど、愛を手に入れるにはやはり愛しかないわけで。それが彼には欠けていて。香りになぞらえて人間の奥底の部分を描くストーリーはよく出来ていると思います。

ただ…、話の展開とか細かいとことか、けっこう突っ込みどころ満載でしたね(笑)。構成的にもっと主人公の精神的な部分のドラマを見せてほしかったです。あれではちょっとぶっ飛びすぎでは?と思うだけで終わっちゃう人も多いと思うので…もったいないです。俳優さんの雰囲気もぴったりなのに。テーマとしては重くもシンプルで私は好きですけどね。


それで個人的に「最高の香りを保存する方法」をちょっと考えたりもしてたんですが(笑)、要は自分がいつでも嗅げる状態にすればいいってことで、たとえ愛だの何だのというヒューマンドラマを抜きに考えたとしても、それはやっぱり生きている人と愛し合ってそばにいることなんだろうなと(笑)。

これは突っ込みなんですけど、恐怖を感じると嫌な匂いの成分が出るのと同じで、死んじゃったらやっぱりいい香りにならないと思うんですよ。生きている状態でないと。で、良い恋愛関係だったら女性も良いホルモンが出て生き生きして、香りももっと良いものになるでしょうし。この主人公はまあ愛を知らずに生きてきたのでそれが出来なくてこうなっちゃうわけなんですが…。

(しかしあの動物の脂で香りを吸い取るっていう方法は本当にうまくいくんですかね?もしそれで香りが保存できるなら生きたままでもできそうですし、ほんとに作れるんじゃないですか?美女香水。)


ま、結論としては。好きな人の体臭が好きっていう人は多いですよね!うん、そういうことです!(笑)
posted by きょん at 23:55| 大阪 ☁| Comment(4) | TrackBack(0) | ◆Movies | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月27日

Use Your Illusion 1: Wolrd Tour - 1992 in Tokyo

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友人のルームメイトのもの(VHS)でしたが、見させていただきました。まだフェスもない時代に外国のロックバンドが東京ドームでライブするなんてすごいですよねー。時々映る観客の様子が妙な感じです(笑)このころの日本人はまだおしとやかだったのでしょうか。今来日したらもっとすごい盛り上がりなんだろうなあ。

アクセル若すぎ。今じゃあんなピチピチの短パン(ボクサーパンツ?)はけませんね。何回着替えてんのってくらい上の服が変わります。歳とってもやりたい放題のアクセルさんですがアンコール後のピアノを見ればああこの人はやっぱりアーティストなんだと納得させられますね。

かっこいいー。ファンの方はぜひ。音は悪いという評判ですが。


以下、セットリスト

1. Introduction
2. Nightrain
3. Mr. Brownstone
4. Live and Let Die
5. It's So Easy
6. Bad Obsession
7. Attitude
8. Pretty Tied Up
9. Welcome to The Jungle
10. Don't Cry
11. Double Talkin' Jive
12. Civil War
13. Wild Horses
14. Patience
15. November Rain


おまけ
posted by きょん at 21:35| ロサンゼルス 🌁| Comment(4) | TrackBack(0) | ◆Movies | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月08日

The Other Sister

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友達のルームメイトがビデオを観ていたので私たちも一緒に鑑賞しました。

「The Other Sister」という映画(邦題『カーラの結婚宣言』)。ジュリエット・ルイスが主演の。字幕なし、しかも途中からだったんですがわかりやすい話だったので十分楽しめました。

とっても可愛い話ですね。主人公は大人なんだけど知的障害を抱えていて、振る舞いが子どもっぽいんです。でもがんばって戦って自立しようとしているところがとっても純粋で一生懸命で、可愛いです。

ヒューマンドラマであり、コメディであり(かーなーり笑えました)、ラブストーリーでもあり。観るとあたたかい気持ちになれる素敵なお話。こういうまっすぐな気持ち忘れちゃいけないよなあ、と思います。大人の皆様に見ていただきたい作品です。

いいなあ。好きだなあ、こういう話。


* * * * * * * *

友人のルームメイト(アメリカ人で17才の女の子)は小鳥がさえずるような声でオーマイガーッを連呼しながらキャッキャと大爆笑していました。可愛いなー、若いなー(笑)

途中、レッチリのTシャツを着たもう一人のルームメイトも帰宅。
(※The Doorsのポスター貼ってる例の彼女です)
posted by きょん at 21:27| ロサンゼルス ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ◆Movies | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月02日

メタル ヘッドバンガーズ・ジャーニー

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「なぜメタルは嫌われるのか?」をテーマとし、メタルに関する様々な事柄を取り上げて検証するドキュメンタリー映画。私はメタルはあまり詳しくありませんが、ロックファンとして興味があったので、ツェッペリンやKISSやガンズが大好きな友達と一緒に観てきました。

大阪で上映してるのはおそらくここだけ、そして最終週なので一日一回しかもレイトショー、さらに毎月1日は映画の日。ということでマニアックな映画にも関わらず人が集中してなかなか混雑してました。60人収容のミニシアターに4〜50人は入ってましたね。やはり男性が多かったです。バンドTシャツ着てる人もいましたよー。


観た感想は…

素晴らしい夏期講習でした(笑)ロック学科の必修科目に認定したいぐらいです。非常に勉強になりました、おもしろかったです(笑)

・メタルの起源
・クラシックとの関係
・メロイックサインについて
・ファンの意識
・ドイツのメタルフェスに見られるメタル文化
・過激な表現への世間の批判
・初期メタルから派生した様々なメタルのジャンル紹介(系譜も出てくる・笑)
・メタルの音楽的「性」
・宗教との関連
(順番は適当)
などなど…とにかくメタルづくし!!筋金入りのメタルファンである監督の情熱が伝わってきます。

metal02.jpg
左がサム・ダン監督。

メタル好きなら絶対観るべきです!終始ニヤニヤ間違いなし!(笑)有名バンドのインタビューもたくさんあって、それだけでもお得感あります。

音楽を聴くだけでなく、その背景や精神性について考えるのが好きな人にはとても興味深い内容だと思います。この映画で描かれていたのは「メタルと社会の関係」であって、「ロック全体との関係」には触れられていませんでしたが。結論はメタルだけでなくロックそのものにも言えることだと思いましたねぇ。


でもいちばんおもしろかったのは

「………サタンだ」

ですね(笑)


興味がわいた人はぜひ観てください。テアトル梅田は今週金曜日で終わりですけど(笑)

■詳細はこちら
http://www.cs-tv.net/t/D000000/&movie_id=00009005
■公式サイト
http://www.metal-movie.com/


断言します、レアルファンそして全てのサッカーファンが『GOAL!』を観るよりも、メタルファンそして全てのロックファンが『METAL ヘッドバンガーズ・ジャーニー』を観るほうが感動します。感動っていうかニヤニヤですけど。
ラベル:メタル METAL
posted by きょん at 23:05| 大阪 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | ◆Movies | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月01日

ゴールと復讐

世間はすっかりサッカーワールドカップモードですね。今日は「GOAL!」という映画を観てきました。どこぞの有名選手もちょこっとだけ出演していて今話題になってますよね。

まあストーリーは単純なのであえて深くはコメントしません(笑)。爽やかで、一生懸命で、まあ普通の良い話ですから。サラッと軽く見てスッキリしたい人にはいいと思います。

私がこれを見て良かったなーと思うのは、むしろ背景のほうですね。イギリス人たちのFootballへの愛、情熱。それと、主人公がメキシコ出身→ロサンゼルスに移住(→その後イギリスへ渡る)ということで、スペイン語と英語の両方が混ざった会話があったりして面白かったですね。この辺は外国語を勉強してる人間ならではの感想ですけど(笑)しかも主人公の仕事先が中華料理屋で中国系の人ばかり。移民だらけのロサンゼルスの現状がよく映し出されていました。


でも今日はそれよりもう一本観た映画のほうが印象に残りました。それは「V FOR VENDETTA」。や〜、これは好き嫌いの分かれる映画ですよ。間違いなく。私は好きですけどね。一言で言えばロックです(笑)。根底にあるものがロックの精神と似ています。

エンタテイメントとして成立する架空の物語でありながら、社会的政治的なメッセージをもった、深く考えさせられる作品。こういう疑問提示系の映画、けっこう好きなんですよ。描き方がまた上手いです。


深く考えさせるような芸術作品と出会った日は、とても得した気分になります。
posted by きょん at 23:57| 大阪 | Comment(4) | TrackBack(0) | ◆Movies | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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